メルカリの爆損とチャート分析
メルカリの急落を受け、結局60万円くらい損切りしました。たった2日間で。損失が残高の10%を超えての損切りはさすがに遅すぎた・・・。色々反省点は考えているのですが、せっかくなのでテクニカル面の振り返りを書こうと思います。
今週の流れ
今週のメルカリの株価推移は下記の流れです。
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火曜に決算発表
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水曜は決算が好感され前日比+4.20%
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木曜は急落して前日比-9.56%
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金曜は続落して-1.73%
自分は水曜に買いでエントリーし、さらに木曜に買い増し。おおよそ下げ幅を全取りした後、すべて損切りしました。
レンジの上限だった
改めてチャートを確認すると、実は抵抗線があることがわかりました。
日足チャート
昨年の6月高値と8月高値を結んだラインがレンジ上限となっています。この8月高値ですが、この値は8月8日の決算以降の上値上限です。そして10月31日の決算後もこの抵抗線が上限となっています。つまり、決算後の上昇はこのラインが限界であると強く意識されていたと思います。今回の2月7日の決算後もこの抵抗線を上限に反転しています。さらに今回は11月につけた高値も抵抗線としても機能し、ちょうど抵抗線が重なる状態でした。
今回の決算は決して悪い内容ではなかったと考えていますが、二重の抵抗線を突き抜ける程のインパクトは無かったということでしょう。その裏付けとして、決算翌日の窓を開けての上昇ですが、明らかに出来高が少ないです。上値を追って買いたい人がおらず、ひとまず天井であることを示していたと思われます。
自分はこの抵抗線を見逃していたので、これを”三角持ち合いの上ブレイク”、”浅底カップウィズハンドルの完成”と見誤りました。さらに窓を開けた上昇の出来高が少なかったことも見落としていました。窓を開けたことで、むしろ”宵の明星”だったと言えそうです。
どこまで下落するか
自分の考える下限の候補は下記でしょうか。
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現状が下限である
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2,530円~2,630円あたり
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2,400円あたり
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さらに底抜け
候補1:直近の三角持ち合いの支持線が機能すると見たパターンです。
候補2:密集する反転ポイントを意識したパターンです。この価格帯は、8月19日の高値、11月1日の窓、12月23日の安値、100日移動平均線が集まっています。
候補3:200日移動平均線を意識するパターンです。200日移動平均が2400円あたりに位置しており、さらに上のチャート画像で示した水色レンジの下限が近い価格帯です。
候補4:失望ぶん投げが始まったと考えるパターンです。さすがにこれは無いと思いますが、ありえるとすれば新しい悪材料の出現か、マクロ観点による相場全体の暴落でしょう。
自分は候補3まで行くのではと思い、損切りしました。急落時の出来高が激増しており、単なるふるい落としではなく需要が無くなったことによる”本物の売り”なのではと。まぁ、案外候補1かもしれませんがね・・・😭
反省
今回は結果論として見たチャート分析ですが、レンジの上値と出来高の怪しさに気付いていればもう少し警戒できたかもしれません。”あがる”と信じてやまなかったので大きく資金を入れてしまい、損切りも遅れてしまう最悪の結果でした。
大陰線をつける時に損切りができなかったことは過去にも何度かあり、ちょっと対策を考えないとダメですね。
余談、決算怖い
今年は中期保有株以外は極力決算跨ぎしないように意識しているのですが、やはり決算後は荒れますね。先日はパルグループHDでもやらかしましたし、今回のメルカリはもっとひどい。他に見ている銘柄ではマークラインズやNTTデータ、村田製作所、少し前だとベイカレントやオキサイド、アダストリア等も全く予想できない動きでびっくりでした。決算翌日だけでなく数日間は慎重さが必要か・・・。